平成29年 第1回定例会(予算賛成討論)


○米山真吾議員

 私は、葛飾区議会民進党議員団を代表し、ただいま上程中の平成29年度葛飾区一般会計予算及び各特別会計予算について、いずれも賛成することを表明し、討論を行います。  3月23日に発表された内閣府月例経済報告では、景気は一部に改善のおくれも見られるが緩やかな回復基調が続いているとされ、先行きについては海外経済の不確実性などに留意するとあり、今後も景気の動向を見定めていく必要があります。  本区において、平成29年度一般会計予算案は、1,906億1,000万円と過去最大規模になり、率でも5.8%の増となっております。歳入面では、特別区交付金の増や納税義務者数の増など、特別区民税の増を見込んでいる一方、歳出面では、高齢化社会に突入している中、福祉費も増加傾向であることや、これから公共施設の改築や改修の時期を迎え膨大な財政需要が見込まれることになり、その対応も迫られてくるものと考えます。歳入の確保とあわせて、歳出面の対応も確実に進めていかなければなりません。  そうした中、区長は、子育て支援の充実を最重要課題と位置づけ、待機児童対策や保育人材の支援、ネウボラ事業などを打ち出し、限られた財源の中、行政課題の解決に向けて優先順位をつけながら取り組む姿勢については評価いたしております。その他の施策でも、各施策に協働の視点を持ちながら新たな取り組みを始められることについて、今後、事業を通じて区民とのかかわり合いが発展することに期待をいたしております。きめ細かな行政サービスを進め、持続可能な共生社会を目指すためには、現場の意見を生かす柔軟な発想と当事者としての区民との協働が欠かせないと考えています。今後も積極的な取り組みを期待するものであります。  それでは、款項別に私たちの意見を申し上げます。  総務費の広報かつしかについては、児童・生徒に葛飾区の状況を知ってもらい、いろいろなことを学ぶツールになると考えることから、学校を通じて児童・生徒へ広報紙の配布を検討していただきたいと思います。子ども区議会は、児童・生徒の積極的な区政への関心を高めるために、引き続き公募情報の周知徹底を求めます。公共サインについては、区外からの来訪者や新住民にもわかりやすく見やすいサインとして、今後も積極的に整備していくよう求めます。産業経済費のプレミアム付商品券は、商店街活性化に資するため、評価いたします。伝統産業販路拡大支援はコーディネーターの存在が不可欠です。人材活用を含めた海外販路の道筋を構築するよう、検討していただきたいと思います。  次に、社会福祉費の障害者就労支援は、精神障害者の雇用状況など、国の動向を見据えた支援の推進を求めます。重症心身障害児レスパイト事業は、ニーズがありながら受け入れることができない状況です。ニーズに応じた支援ができるように、環境整備を求めます。子ども・若者計画策定に向けては、子育て支援部だけではなく、全庁的な連携体制と関係者と連携を求めたいと思います。また、子ども発達センターは、10月の旧宝木塚小の別館運用開始まで時間があるため、子供たちへの丁寧な支援を求めます。また、重症身障児の受け入れ体制の整備を要望いたします。私立幼稚園への特別支援費助成は評価し、今後は発達障害などの子供たちへの支援の拡充をしていただきたいと思います。  次に、環境費についてですが、よりよい未来をつくるためには環境についての学びが欠かせません。子供たちが環境学習を進めるための環境教育用副読本はESDを考慮しての見直しを求めます。29年度に見直される地球温暖化対策の実行計画においては、今後予定される区役所建てかえや複合施設などを見越し、より実効性の高い計画の策定を要望いたします。  都市整備管理費でのバス社会実験路線では、沿線住民の意見を聞き丁寧な検証をしていただきたいと思います。密集住宅市街地整備促進事業は、平成32年度を期限に不燃領域率70%を目指すため、現状の戸別訪問に加え、高齢化や空き家など地域の実情を把握し、さまざまな関係者と連携をして積極的な推進を要望いたします。  次に、教育費の中学生海外派遣は、グローバルな人材を育成する観点から評価しますが、予算を効果的にするため、体験した成果など、派遣されていない生徒へ波及させる試みを積極的に取り組むことを要望いたします。また、英語検定料助成は、子供たちの英語教育に資するため積極的に取り組むことを要望します。早寝・早起き、朝ごはんカレンダー作成においては、家庭と学校と子供が常に共有できる連絡帳形式にするなどの活用を求めます。図書館管理運営は、子育て家庭や多くの中学生に来館してもらえるよう、さらなる利用促進の構築を要望いたします。学校支援総合対策において、不登校対策プロジェクトは教育機会確保法に基づき組織的な対応を求めます。にほんごステップアップ教室は、円滑な運営を進めるためには保護者側の言語の対応が重要になります。保護者支援の充実を求めたいと思います。  各特別会計はいずれも了とし、適切に執行していただきますようお願いいたします。  最後に、審査過程において我が会派の委員がさまざまな観点から指摘・要望させていただきました。理事者におかれましては、十分にご留意いただき、今後の区政運営に反映していただくことを強く要望し、葛飾区議会民進党議員団としての討論を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。(拍手)